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バンコクの地名に関するあるある


サワッディーカップ!!!
今日はバンコクの地名に関してのあるあるについてお話をしてみるよ。バンコクに何度か旅行に来たり、住み初めてちょっとすると、いろいろな疑問が沸いてくるよね? 地名の表記や発音について、タクシーで行き先をうまく伝えられない、そういったあるあるネタをいくつか解説してみまーす!!



【そもそもバンコクって地名は…?】
ま、これは今さらというか、有名な話だからみんなも知ってるとは思うし、タイ好き日本人にとっては基本的な情報だよね。

「バンコク」とはタイの首都のことで英語で言う場合も「Bangkok」だよねぇ。でもタイ人同士で話す時は「バンコク」とは言わないんだ。実は「バンコク」は外国人向けの言い方。タイ人同士だとタイ語で「クルンテープマハナコーン(กรุงเทพมหานคร)」、もしくは、それを省略して「クルンテープ(กรุงเทพ)」って言うんだよね。

「クルンテープ」が省略形とは言うけど、「クルンテープマハーナコーン」も実は正式名称ではなく、これも省略した言い方。タイの首都の正式名称はとーーーっても長い!!! なんでも世界で一番長い都市名となってるんだぜぃ。あまりにも長いから、ここには書かないね。バンコクのWIKIに載っているから見といてー。

バンコクで発行される車のナンバープレートは「กรุงเทพมหานคร(クルンテープマハナコーン)」と表記されています。

でも、タイ人に「バンコク」って言えば100%通じるから安心してね。(*^^)v


【チャトチャック(Chatuchak)はなんで「JJ」って省略されるの?】
チャトチャックって言えば、そう観光地として有名なウィークエンドマーケットがあるところ。みんなも当然行ったことあるよね。バンコクのチャトチャック区にあるからチャトチャックマーケットとか呼ばれている。

チャトチャックは英語だと「Chatuchak」と表記される。なのに、このチャトチャックマーケットは省略して書く場合は「JJマーケット」になっちゃう。タイ人だってSNSに投稿するときは「JJ」って書いてる。えっ、省略するなら「CCマーケット」じゃないの? なんでJJなの? って疑問に思ってる人多いよね。

これは説明するにはタイ文字からの解説に発展しちゃうんだ。チャトチャックはタイ文字で「จตุจักร」と書きます。この中の「จ」という子音文字が「J」とされている文字なんだけど、この文字は実際のタイ語では「Ch」と「J」の中間ぐらいの音で発音されている。なので、タイではこのチャトチャックに限らず、「จ」に当てはめる英語のアルファベットには「Ch」と「J」の両方が使われているのが現状ってわけ。

それで、ところによってはこんな看板もあるんだよね。「Chatuchak Market」の表記の方が圧倒的に多いと思うけど、省略した場合はほぼ「JJ」。この謎はドリアン君にも分からない・・・!?


【ペッチャブリーなのペッブリーなのどっち?】
ペッチャブリーと言えば、そう言う名前の県もあるけど、たいていの日本人はMRTの駅名を連想するよね。10年以上前のバンコクを知っている日本人なら、以前の日本大使館がこの駅前にあったってこと知ってるはず。

そのMRTの駅名が「Phetchaburi」って書いてあるし、車内アナウンスだって「ペッチャブリー」って言ってるから、駅名の読み方は「ペッチャブリー」で間違いないだろう。でも、ここの交差点を東西に走っている通りは「ペッブリー通り」って言うよな? って思っている日本人多いだろうね。

でも、実は「ペッチャブリー」も「ペッブリー」も同じで、タイ文字ではどちらも「เพชรบุรี」って書く。「えっ、どういうこと??」この疑問を解くにはまたまたタイ文字からの解説になっちゃうんだ。

ちょっと難しいけど、簡単に説明すると、これは単語の真ん中にある「ช」の子音文字が問題の発端。この文字は末子音にあるときは「t」の発音、頭子音にあるときは「Ch」の発音になる。このようにタイ語の子音が末子音と頭子音で発音が変わるのはよくあること。ただ、この文字が特別なのは一文字しかないのに「末子音して」と「頭子音として」と2度発音するというめんどくさいルールがあるところ。

この2度発音ルールに則って発音したものが「Phetchaburi/ペッチャブリー」。ルールを無視して発音したものが「Phetburi/ペッブリ―」っていうわけ。(ちなみに「ペッリー」は完全な間違い)

なので、駅名も通り名も「ペッチャブリー」と発音するのが正式。「ペッブリー」は短くした発音であり、タイ人には慣用的に広く使われている。タクシーの運ちゃんに「ペッブリー」って言った方が一発で伝わるのはそのため。

ちなみに、「ラチャダーピセーク」も同じ「ช」の文字を使ったルールの発音なんだけど、なぜか短くして「ラッダーピセーク」って言う人はいない。この謎はドリアン君にも分からない・・・!?


【日本人は駅基準・タイ人は通りソイ基準】
日本人同士が住んでいる場所とかについて話をするとき、「オンヌットに住んでる」とか「エカマイに住んでる」って言い方するよね。その場合はたいていは「オンヌット駅近辺」「エカマイ駅近辺」っていう意味で言ってるはず。でも、タイ人に「オンヌット」とか「エカマイ」と言うと「オンヌット通り」「エカマイ通り」と連想する人が多いと思う。(特にタクシーの運ちゃん)

それはなぜかと言うと…。
まず、日本人が駅基準で場所を話すことは、日本人として不思議に思わないよね。タイのバンコクでは今やBTSやMRTと都市鉄道が普通に走っているけど、開業した年はそれそれ1999年と2004年。日本の都市鉄道と比べればまだまだ歴史が浅いんだ。そして、タイは昔からタノン(通り)とソイ(小路)で場所を表してきた歴史があるから、タイ人の思考では通り名やソイ名が基準となっているんだ。

特に普段から車移動しているタクシーの運ちゃんは電車に乗ることなんてあんまりないから、BTSやMRTが開業してまもないころは、駅名なんって言っても通じなかったんだよ。

例えば、MRTに「ラチャダーピセーク駅」ってあるよね。
アソークからその駅近くのアパートに帰るのにタクシー捕まえて運ちゃんに「ラチャダーピセーク」って言う。「ラチャダーピセーク」は普通に通じるので運ちゃん走り出す。そして「タイカルチャーセンター駅」付近で「着いたよ」って言われ、「えっ、まだ3駅先だよ!」ってやりとりが発生する。これはホントに当時のあるある!!

これはタクシーの運ちゃんが乗客の「ラチャダーピセーク」と言ったのを駅名と捉えず、通り名と捉えたために、ラチャダーピセーク通りの中心エリアである「タイカルチャーセンター駅」付近で降ろそうとしたってのが原因。

今となっては、駅名をしっかり認識しているタクシーの運ちゃんも多いとは思う。でも、通り名なのか駅名なのかをはっきり知らせることが重要。例えば、オンヌット駅に行きたいなら、ただ「オンヌット」と言わずに、「BTSオンヌット」と言うだけで簡単に伝わる。オンヌット通り方面に行きたいなら、ソイ番号とセットで「オンヌット・ソイ8」とか言えばOK!!

もう1つバンコクに不慣れな人がやりがちなミスを紹介。
これまたオンヌットを例にするね。オンヌット駅はオンヌット通りではなくスクンビット通り上にあるよね。そして、その駅前には「スクンビット通りソイ81」というお手頃アパートが多く並ぶソイが伸びてるんだ。(会社のスタッフもたくさん住んでる)

このソイ81はあくまでスクンビット通りのソイ81なんだ、オンヌット駅前だからって、タクシーで「オンヌットソイ81」と言ってしまえばさあ大変。タクシーはスワンナプーム空港の近くまで行っちゃいますよ〜(@_@;)


こういう事情をしっかり認識していると、タクシーの運ちゃんに行先を伝える時の失敗も減るんだよな。ドリアン君もラヨーン県から上京した直後はいろいろ失敗したよ。失敗があって今の自分がいる!!
みんなも恐れずにどんどん失敗していこうぜぃ!!!

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