バンコクで働こ!

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バンコクの病院事情

サワッディーカッ。 DDです。

タイの医療水準って、世界的に見ると一般的にはレベルが高いと言われてます。DDとしては、そこまで高いとは思いませんが(汗)、それでもタイで働いてると「タイの社会保障への加入」が義務付けられていて、その保障の中には「医療保障」も含まれているので、時々風邪なんか引いちゃった時には病院のお世話になってます。日本でいう「国民健康保険」だったり、企業で働いているときに加入する「○○業健康保険組合」だったり…それと同じような扱いと考えれば分かり易いと思います。

この社会保障にある「医療保障」の内容ってのが意外とビックリで、「指定された病院での医療が原則として無料」…ってな大盤振る舞い。社会保障加入時に3 つほど入りたい病院をリクエストして(年に1回変更も可能)、最終的に社会保険庁が決めてくれた病院が自分の指定病院になります。DDの場合には、うちから徒歩5分くらいのところにある病院が指定病院になったのでラッキーでした。

最新医療を除いて社会保障でカバーしているほぼすべての治療が無料。だから、風邪なんかで病院に掛かった時なんかは治療から薬代まで全部無料で済んじゃうのがすごいところ。「これで政府も病院もやってけるんだろうか…」って時々心配になりますが、それでも利用者としては無料でお医者さんにかかれるのは本当にありがたいこと。

ただ、なにぶんにもローカルな病院なので、日本語はもちろんのこと、英語もなんとなくしか通じません。基本はタイ語。ただ、タイ語がちょっと分かるからと言っても、治療とか病気の専門用語なんてそうそう簡単に理解できるものではないので、DDは病院に行く前に自分の症状を全てメモに英語やタイ語で書き出して、一緒にメモを持っていきます。先生の言ってることは分からなくても、とりあえず自分の症状だけでも伝えられたらいいや…と思ってます。幸いにもトンチンカンな薬を処方されたことはないので、なんとなくは通じてるのかも知れません。(笑)

で、病院で処方される薬ってのがまたビックリ。「これ薬屋で売ってるじゃん!」ってもののオンパレード。日本では「医師からの処方箋が必要です」って薬がたくさんあって、「お医者さんに行ったほうがよく効く薬をもらえる」っていうイメージがあるんだけれど、タイの薬事情に関しては日本とは薬事法の規制が異なるためか、「日本だと病院の処方箋がなければもらえない薬だけど、タイでは薬屋でも普通に買える薬」ってのがいろいろあります。抗生物質なんかも普通に薬局で買えるんです。

前回、風邪で病院から処方された処方された薬は全7種類!! 「痛み止め」から始まって、「咳止め」「腹痛止め」「殺菌の抗生物質」「お腹に溜まったガス抜き」「薬の副作用で荒れる胃を治す薬」「栄養補給の粉末ドリンク剤」。無料なのでありがたく頂いてはいるものの、あまりの大量さに毎回うちに帰ってインターネットで薬の成分と効能を自分自身で調べ直して、必要無いと思ったものは飲むのやめてます。独断と偏見で実際にDDが飲んだのは「痛み止め」と「抗生物質」。それでもすっかり良くなったので、判断はあながち間違ってなかったんだと思ってます。

「タイの病院っていつもそうなの?」・・・タイ人の友達に聞いたことがあります。
「そうだよ。」・・・そういう答えが返ってきました。(汗)
その友達は、風邪や簡単な食あたりだったら、どうせ病院でもらう薬と、薬屋で売ってる薬が同じなので、薬屋で買って治せる病気は自分で治して、それでも治せない病気は病院に行く…と頼もしいことを言っていました。

それにしたって、うちの薬のストック…どんどん増えてく。
そのうちドラッグストアでも開けそうな勢いです…汗。