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タイの地方の名産品OTOPって何?


サワッディーカップ。みんなー、OTOPって聞いたことある?
バンコクでもデパートやスーパーのお土産コーナーなんかで見かけたことある人はいると思う。タイの地方へ旅行へ行ったことある人なら、さらに見たことある人が多いんじゃないかな。

このOTOPとは「One Tambon One Product」の略で、読み方は普通に「オートップ」って読むよ。日本語では「一村一品運動」と訳されていると言うか、日本の大分県の地域振興運動である「一村一品運動」がそのままモデルとなっているらしい。

要するに、一つの村(町)で一つの名産品・特産品をアピールしつつ、地域の活性化につなげようというプロジェクトだ。各地の名産品といっても、食品から工芸品まで様々なものがある。品質も厳しく管理された上で「OTOP」のマークが付けられていろんなところで販売されてるんだ。このマークが付いていれば、絶対に「MADE IN THAILAND」っていうわけ!!

タクシン首相時代に始まった、政府が推し進めるプロジェクトでもあるんだよ。
タイ国政府観光庁公式サイト

ところで、この「One Tambon One Product」のOneとProductは分かる。でも、Tambonって何?って疑問に思った方。そうなんです。このTambonだけは英語ではなくタイ語から来てるんです。Tambonとは地方の行政区分の呼び方なんだ。
行政区分についてちょっと詳しく説明すると…まずタイには77の県があります。(実際には1都76県。)


画像:ウィキペディアより

それぞれの県の下に郡があり、さらにその下の行政区分がTambonと呼ばれてるんだ。読み方は普通に「タンボン」。これを順番に表すと。
県(จังหวัด, Changwat) >> 郡(อำเภอ, Amphoe) >> 町(ตำบล,Tambon) >> 村(หมู่บ้าน, Muban)

あれ? Tambonって町じゃん。じゃ、一村一品じゃなくて一町一品運動じゃね???ってなるよね。これはピッタリくる日本語ないだけで、ドリアン君の感覚ではTambonは「町・村」、Mubanは「集落」ってぐらいだと思うよ。

ちなみに、バンコクだけは日本の東京都と同じで「県」ではなく「バンコク都」と呼ばれ、されにその下も同じく「区」となっていて、Tambonという行政区分はないんだ。つまり、バンコク都内にはOTOPはないってこと。ま、地方活性化のためだから、それでいいって訳なんだよね。

観光立国のタイは世界的にも有名なバンコク・プーケット・チェンマイ以外にも観光地・観光名所がたくさんあるんだよ。バンコクに住めば近隣諸国への国外旅行も気軽に行ける魅力があるけど、まずはタイ国内旅行を楽しんで欲しいな。日本での国内旅行よりも本当に安く行けるよ。今では国内線LCCもかなり安いしね。

タイ人でも国内旅行を楽しむ人が本当に多い。そういう観光地は週末なんかはどこにいっても観光客で溢れている。みんなもタイに来たら、いろんなところに旅行に行ってみようよ。きっとリピーターになること間違いなし。そうなれば、もうバンコクに住んだ方が幸せだぜ!!!

タイ語版ウィキペディアによると2009年時点で7,255のTambonがあるそうで、実際、OTOPにも7,000以上のTambonが登録しており、この運動に参加しているようなんだ。ドリアン君の出身地であるラヨーン県では、ドリアンを使ったお菓子や食品のOTOPがたくさんあるよ。


↑↑↑「OTOP Durian」で検索すればいっぱい出てくるよ。

ぜひ、みんなもラヨーンに行ってみよーぜぃ!!!

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