タイの薬局
こんにちはー。
今回はタイの薬局のお話しですよー。
日本だと国民皆保険で割と気軽に病院に行けちゃうけど、タイだと日本語の通じる病院が家から遠かったり、社会保険病院が混んでいたりで何とか病院に行かずに済ませたくなるんだよね。病院に行かなくても良いならなるべく行きたくない。(本当は、とっとと病院行った方が良いですよ。)
寝て起きたら治ってないかなーと淡い期待をしながら寝床に入る。それでダメならお薬のお世話になりまする。だいたいこれで解決できることが多い。ということで、今回はタイの薬局のお話しー。
タイ語でお薬は「ヤー」(ยา)。簡単なタイ語なのでタイ語表記も字面で覚えておくと薬局に駆け込めるぞ。「ยา」(薬)の看板や「ร้านขายยา」(ラーン(お店)カーイ(売る)ヤー(薬))の看板が目印だよ。ご近所のお薬屋さんは目星をつけておこう。(解熱鎮痛剤のパラセタモールならコンビニでも普通に買えるぞ。)
薬局の他、都心部やショッピングモールにはいわゆるドラッグストアがコンビニなみにあるよ。メジャーどころでは英国資本の「Boots」や香港資本の「Watosons」が至る所にあるので不自由はないぞ!この2つはPB商品(プライベートブランド商品)も人気だよね。 タイのBootsでも日本でコスメ大好き女子に人気のNO.7シリーズの取り扱いもあるから、NO.7 シリーズを頼まれたら迷わずBootsに行くべし。
日系のドラッグストアだと「マツキヨ」とか「ツルハドラッグ」が頑張ってるよ。マツキヨはセントラルやロビンソンのテナントとして入っていることが多いよ。セントラルグループのThe1ポイントが貯まりまーす。
どちらもコスメなどは日本からの商品が充実しているのでこちらは在タイ日本人に嬉しいラインナップになっているけど、お薬類はやはりタイで流通している物になります。
(武田薬品のアリナミンや大正製薬のパブロンなどは扱っている薬局も多いけど日系店舗の方が発見しやすポジションに配置されていますね)
ドラッグストアではお化粧品や解熱鎮痛剤くらいならいつでも買えるけど、薬棚に置いてあるお薬は薬剤師さんがカウンターにいる時しか買えないぞ。(薬剤師さんがいない時は薬棚はブラインドが下ろしてあったり、店内にいても他のお客様を接客中の場合はその接客が終わるまでお薬買えない。わりとちゃんとしてる)。
そして、われら日本人(トラコススタッフ)の強い味方が「BLEZ」さん!
弊社アソークオフィスのお向かいにある日本人通訳常駐の薬局だぜぃ。歩道橋を渡ってすぐなので近い!薬価はそれほど安いというわけではないけれど、急な体調不良時や初めての症状でどの薬を買っていいか分からないときは本当に助かる。日本人のスタッフさんに症状やどんな薬が欲しいのか、何の薬にアレルギーがあるのかを伝えるとタイ人の薬剤師さんに伝えてくれてお薬がサクッと出てくる。
お薬はもちろんだけど、日本で話題のシミ取りクリームや保湿クリームなど、日本人の需要のツボを必ず押さえてあるので日本への帰国直前に駆け込んじゃう。日本の友人・家族から「シミ取りクリーム買ってこい」「育毛剤を買ってこい」と画像を送られてくるので毎度大慌てで駆け込むんだけど大概入手できちゃう。大助かりです。はい、いつもお世話になっております。お隣にはクリニックが併設されていて日本語対応で各種保険対応もしてるれるので安心だぞ。
常備薬なんかをお安くまとめ買いをするならシーロムのお薬問屋さんだぜ!S.C.DRUGSTOREとChula Bhesajが大きなお店だね。地下鉄のシーロム駅からホテルクラウンプラザの前を通り過ぎると薬局が数件並んでいる。チュラ大病院の近くにありますよ。
BootsやWatosonsも安めですがそれよりも安いイメージ(全部を比較してはいないので100%ではないです...)ドリアン君はいつも「chula 」の方に行くぜ。店員さんが不愛想でおっかないんだけど、合理的かつ適切にお薬が出てくるんだ。
結構、混んでいることが多いけど最近とってもシステムが分かりやすくなって買いやすくなったぞ。
①のカウンターで注文し伝票を受け取る。注文時はメモに薬の名前と数量を書いておいて渡すとスムーズ。スマホで画像を見せてもOK。⇒受け取った伝票を②のカウンターに持って行って支払う⇒③のカウンターでレシートを出してブツを受け取る。
ほぼタイ語不要。
どんなお薬が買えるかを全て紹介するのは難しいけど、今回はドリアン君がお世話になっているお薬や日本から頼まれるアイテムをちょっとだけ紹介するぞー。
ドリアン君はハウスダストアレルギー持ちなので、抗アレルギー薬が中心。
まず、日本では「クラリチン」という名前で販売されているのと同じ主成分Loratadineのお薬。1箱(10錠入り)25バーツ。タイ生産なので安い...。ロラタジンは眠くならないからお昼間のお薬としては有能なくせにお値段も有能だぜ!その他、アレグラ、ジルテック、ザイザルなどもジェネリックを含めて買えますよー。タイで生産するジェネリックだとかなり安いです。
喘息管理薬のセルタイド(日本名:アドエア 日本では処方薬だけど、タイだと薬局でも買える ※Bootsなどドラッグストアでは買えない)620バーツでした。
花粉症の点鼻薬のavamys (日本名:アラミスト)。タイでは幸いにしてスギ花粉は無いのですが、ハウスダストのアレ持は結構苦しい(高温多湿なのでダニが元気なのです)。今年はPM2.5 が激しかったので特にお世話になっちゃったよぉ。nasonex(日本名:ナゾネックス)も処方箋なく薬局で買えちゃいます。
アラミストは「Boots」だとだいたい850バーツ位、「chula」だと600バーツと大幅に安い。電車に乗ってまでいく価値あり。
空気が悪い時の必須アイテム鼻うがいセット。鼻うがい用の注射器キットがありますよ。解説のイラストが何とも素敵。こいつで生理食塩水を鼻にブシューっとするとスッキリ。(写真の生理食塩水は1Lで55バーツ。注射器キットはアダプター付きで48バーツだった)
●美容系アイテム●
日本で話題になった、まつ毛がボウボウになる(らしい)目薬「ルミガン」。元々は緑内障の方向けの目薬だけど副作用でまつ毛が生えるとのことで、しばしば頼まれるアイテム。420バーツ位だったかな?高いので自分では買わないけど、日本で買うよりお安いらしいです。
日本で話題になったシミ取りクリーム (ハイドロキノン4%配合)。こいつもよく頼まれる。その他、レチンA、ヒルロイド赤・青なども気軽に手に入るよ。
美白に命を懸ける友はレチンAからのハイドロキノンクリーム、ヒルロイドのコンボで
購入していたぞ。
どの薬局でも注文は画像があればそれを見せるればOKだし、成分が分かれば、商品名が分からなくてもどの薬を買えばよいか教えてくれるぞ。安い方が良ければ「ジェネリック」と言えば出してくれるよ。
そしてタイの薬局だと必ずしも箱買いする必要なし。
お薬は必要な分だけ小分けして売ってくれるよ。「何個いる?」って聞かれるので
必要な分量を言おう。
「ヌン(1) クローン(BOX)」(1箱)、「ソーン(2) ペン(枚・シート)」(2枚)、「サーン(3) メッ(tablets)」(3錠)と言えば取り分けてくれる。
その時だけしか使わないお薬なら大量にはいらないから無駄にならないエコシステムだよね。
最後に、お腹が痛い時の大正義『正露丸』はタイでもメジャーなお薬でそのまま「セーロガン」で通じちゃうよ。正露丸は薬棚ではなく解熱鎮痛剤と同じく商品棚にある薬剤なのでいつでも買える。お腹の調子が悪くて「えっと下痢止めって何て言ったらいいんだろう?」という時は元気に「セーロガン」を連呼しようぜ!
お薬のお世話になることなく健やかに生活するのが一番だけど、調子が悪いこともあるから生活圏の薬局の場所は要チェックだ!
以上、タイの薬局のお話しでしたー。
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