今年もロイクラトンがやってきた!
ロイロイローイクラトーン♪ ドリアン君だよ
今回はちょうど11日の月曜日にあった「ロイクラトン」についてお話してみようと思うよ。
まず、「ロイクラトン」といって何をイメージするかといえば・・・そう!
これじゃないかな?
チェンマイでやってるお祭りで、夜空にランタンが上がっていってとっても綺麗なんだよね。
でもね、多くの人が勘違いしてるんだけど、実はこれはロイクラトンじゃないんだよ!
正確には、「ロイクラトンの日にチェンマイで、イーペン祭りの中でコムロイをしている。」だよ。
ロイクラトンはこっち(後で紹介する、ベンジャシリ公園での写真だぞ!)
ちょびっと「ロイクラトン」と「コムロイ」の違いについて説明しておくね!
「ロイクラトン」は「ลอยกระทง」って書くんだけど、
「ロイ」は「浮く」とか「浮かべる」って意味
「クラトン」はこれの名前
つまり、これを水に浮かべるお祭りだよ。(浮かべるというか流す感じだね。意味は違うけど、日本の灯篭流しのイメージだよ)
対してチェンマイでやってる「コムロイ」は、「โคมลอย」って書いて
「コム」はランプとか提灯みたいなやつとか、そういうものの呼称
ロイはさっきとおんなじで浮かべるって意味だから、これを空に浮かべるって意味でコムロイなんだ。
2つのお祭りは同じ日にやってるし結構タイ人も一緒にしちゃってる人が多いケドね~
ロイクラトンは川の女神様に対して、川からの恵みを感謝しますって意味でクラトンを流してるよ。陰暦の12月(今でいうと11月くらいだね)の満月の日に昔からやってたもので、スコータイ発祥、今はタイ全土で行われてるんだ(スコータイはタイ王朝最初の都だから、そんな時からあったんだね~。)なんでこの時期の満月の日かっていうと、川の水位が一番高くなるからみたいだよ。
コムロイは要は収穫祭だよ。その年の収穫と豊作を感謝しますって意味で、天にいる仏様に対してコムを送っているんだ。実はこっちはチェンマイが有名ってだけで、タイだけじゃなくてアジア全域で行われているお祭りなんだよ。知ってた?仏教行事だから本当はあんなに派手にやってわいわい騒ぐものじゃないんだけど・・・口コミやネットで有名になって、チェンマイでそれ目当ての観光客が増えたからイーペン祭りが開かれるようになったんだよ。
つまり、ランタンが一斉に大量に夜空に浮かぶあの光景の写真が取れるお祭りは、外国人とか観光客向けのお祭りなんだ。もともとはサンサーイ祭りっていうチェンマイで行われてた伝統的なお祭りだったんだけどねぇ。今はサンサーイ祭りはなくなっちゃんだ。
ついでに言うと、ロイクラトンはタイ全土、どこでやってもいいけどコムロイはそういう訳にはいかなくて、特にバンコクとかだと4~5年位前から禁止だよ。チェンマイでも指定されてる地域以外では禁止だしね。
本物の火を使って上げるから落ちてきて火事になったとか、飛行機のエンジンに吸い込まれちゃったとかとか、実はそういう事故が多かったんだ。そのせいで昔はこの時期だけ100便以上が欠便とかになっちゃってたんだって。(ランタンを上げる時間とかもお祭りできちんと決められてるから、勝手に上げちゃだめだよ!)
こんな感じのロイクラトン。今年は11日が満月の日だったから、ドリアン君も気になってお仕事が終わった後近くの公園まで行ってみたぞ!
アジアティークとか旧市街の方とか、チャオプラヤ川沿いの方まで行くと花火が上がったりフロートが出たりとっても派手派手ーにやるんだけど、人が多そうだし疲れちゃいそうだから今回は近場に・・・。
と思って来たのが、オフィスのあるアソークの隣の駅、プロンポン駅の目の前にあるベンジャシリ公園だ!
1駅だし、道中に出てるクラトン屋さんをのんびり眺めながら歩いて行ってもオフィスから10分くらいで着いたぞ。
そして着いて最初に見た光景がこれ。
ひ、ひえー、すごい人・・・やっぱり人気だね。
ここから入って入り口のところには、ずらーーっと今日の為に作った(後ろでもせっせと作ってる)クラトン屋さんがたっくさん。
クラトンは普通の物から個性豊かなものまでたっくさんあって、大体安いので50バーツ、豪華で大きいもので200バーツとかあったよ。正直綺麗だから流さないでおうちに飾りたくもなっちゃうね(お花が使われてるから長持ちしないしできないけどね・・・)
基本的にはバナナの葉っぱとお花を組み合わせて作るんだ。一時期発泡スチロールで作られてたものもあったんだけど環境に悪いし最近はなくなって、逆に魚たちが食べられるようにパンで作ってある、なんてのもあるんだよ。
ただ、売り場に電気がなかったから暗くてよく色がわからなかったし、人がすごくてあんまり立ち止まってゆっくり見れないから、早めの時間に行くかちょっと遅めの時間に行った方がよかったね。おいらとおんなじように会社帰りの人たちがたっくさんいたよ。(ちなみに日本の人もたくさんいたよ)
ここでクラトンが欲しい人は買って、中の池に流すんだ。それが最初の説明の時にも見せたこちら
写真だとあんまり綺麗に伝わらないけど、炎が揺らめいてとっても幻想的なんだ。
ただ、すごーい人がたくさんいるし池のそばに行くときは気を付けてね(落っこちてた人がいたよ!)
こんなに多くの人が参加するロイクラトン、気になったら次回はぜひ参加しよう!
じゃ、またねー
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